製品紹介

コ・ソルベント(2液の異なる溶剤)洗浄方式

洗浄の為の溶剤とその洗浄溶剤を取り除く為の溶剤で洗浄を連続して行います。
目的は、精密洗浄とより安全な洗浄装置を提案する事です。洗浄性の高い炭化水素系溶剤と揮発性の高いフッ素系溶剤の組み合わせです。
洗浄に使用する2つの溶剤は使用後、再利用する為、其々蒸留工程を経て、新液状態で、洗浄槽に戻ります。
何時も同じ洗浄効果を出す為の装置を設備しています。
洗浄装置から排出されるのは、ほぼ洗浄部品に付着していた汚れだけです。

すすぎ性能比較(油分残渣量)<3M社提供データ>

有機EL洗浄装置

有機ELディスプレイパネルの製造ラインの内、蒸着用メタルマスクを洗浄
する場面で使用します。大川興産の独自技術である「コ・ソルベント」の
応用編です。既に日本・台湾・中国で多くの納入実績を積んできました。
洗浄されるマスクは年々高精細化され、その結果価格も高騰しています。
再使用の回数が増す事が、ディスプレイパネルの価格に大いに貢献します。
この工程はスマートフォンの製造原価を決める上で大切な工程となっています。

水洗浄装置と水切り乾燥装置

硝子・レンズ・プリズムの洗浄工程に欠かせない装置です。
本工程で最も重要な工程が「乾燥」です。従来の温風乾燥やIPA溶剤に
よる置換乾燥に比べ、一切の水染みを無くし引火等の問題を解決する事に成功しました。
大川興産の得意とするフッ素系溶剤を使用します。

炭化水素溶剤洗浄装置

加工油等の汚れを炭化水素系溶剤で洗浄する装置です。
最終洗浄工程ではありませんが、次工程に影響が出ない処までの洗浄を
行います。フッ素系溶剤の組み合わせでより精密な洗浄が可能となります。

新フッ素系溶剤洗浄装置

洗浄装置の変遷は長い歴史を遂げてきました。
塩素系洗浄剤→水系→炭化水素系→コ・ソルベントへと変遷。
新フッ素系溶剤の誕生により装置管理の簡単な1液洗浄装置を新たに開発しました。
低毒性・低環境負荷・非火災危険性等々の利点を具備した洗浄装置です。
弊社独自のノウハウの低溶剤消費型精密洗浄装置をご提案します。

溶剤回収装置 OK-GREEN1

現在使用中の塩素系/不活性有機溶剤の使用済み廃液の処理方法に関しては以下の通りです。

  1. 廃液を入れるだけで再生液を回収可能です。
  2. 溶剤の回収率は99%以上が可能です。
  3. 洗浄機と接続が可能です。
  4. 電源がAC100vなので、スペースがあればどこでも使用可能です。
  5. 産廃費用の低減が可能です。
  6. 回収された溶剤は、安心して再利用が可能です。

使用可能溶剤

・塩素系有機溶剤
塩化メチレン,HCFC-225 等
・不活性有機溶剤
HFC,HFE,HFO 等
仕様
電気仕様 100V 1.5kw
装置寸法 700mm×650mm×1.230mm高さ
装置重量 約70kg(溶剤重量含みます)
原液貯蔵槽 10リッター
新液貯蔵槽 10リッター


>OK-GREEN1をコ・ソルベント洗浄方式に組み合わせた例

一般的な有機溶剤の廃液には60%の溶剤が含まれています。
確実に有機溶剤を取り出し、再利用します。